《マイバス厳選ガイドが案内するスペシャルツアー・パリのミュージアム》第6弾～第7弾

マイバスフランスでは、５月より月２回の新企画《マイバス厳選ガイドがご案内するスペシャルツアー・パリのミュージアム》を催行いたします！
今までツアーとして催行したことのない珍しいミュージアムをフランス政府公認日本語ガイドが詳しくご案内致します。どうぞお楽しみに！

✨第6弾・7月21日（金）は、ゴールドに輝くドーム型の屋根と皇帝ナポレオンが眠っていることでも有名なアンヴァリッドを星野ガイドがご案内いたします！
アンヴァリッドの広い敷地内には軍事博物館もあり、武器や軍服などの多数のコレクションが展示されています。
皇帝ナポレオンのファンは勿論のこと、フランスの歴史に興味のある方必見の博物館です。✨

異なる2つの礼拝堂とは？その背景を探る！

アンヴァリッドには様式の異なる２つの大きな礼拝堂があります。
１つは皇帝ナポレオンの棺が置かれている豪華絢爛なドーム教会。円を描いて棺を囲む床のモザイク彫刻にはナポレオンが勝利した戦いの名が刻まれています。
このキラキラ眩しいドーム教会の裏側には、古典様式の兵士用の教会がひっそりと佇んでいるのです。
この兵士用教会の天井には、フランスの勝利を誇示すべく、敵国から奪った軍旗が掲げられています。
軍旗が掲げられた教会はとても珍しいので一見の価値あり！

✨第7弾・8月4日（金）は、18世紀のヨーロッパ装飾品に興味がある方にお勧めのニッシム・ド・カモンド美術館を中山ガイドがご案内いたします！
この建物は、パリ高級住宅街17区の美しいモンソー公園に隣接しており、銀行家で大富豪のユダヤ人、モイーズ・ド・カモンド伯爵がヴェルサイユのプチトリアノンを真似て1912年に建てさせた個人邸宅です。
ここでは、想像を絶するフランス名門貴族の日常生活を垣間見ることができます！✨

美術館創設の裏の悲話とは…解説付きで美術鑑賞の時間が更に奥深くなる！

「ニッシムNissim」とは、モイーズ伯爵の息子の名前。
第一次世界対戦中に25歳の若さで戦死した最愛の息子の名前を付けることを条件に、モイーズ伯爵は全ての財産をフランス政府に寄贈することを遺言に遺しました。
最愛の息子、ニッシムの死後、唯一の末裔となる娘一族は、ユダヤということで、1943年アウシュヴィッツ強制収容所にて悲しい最後を迎えます。
富はあれど、最期は独りぼっちとなり悲しい結幕を迎えるモイーズ伯爵。
見学終わった後に、ちょっぴり切ない気持ちになりますが、モイズ伯爵のモダンなセンスでセレクトされたコレクションは圧巻そのもの、どうぞお楽しみに！